■相場展望
23日は終値ベースで約26年ぶりに2万4000円の大台を回復し24,214円を付けました。しかし24日は為替が円高方向に大きく
振れたことで輸出関連を中心に利益確定売りに押され4日ぶりに反落。週末は続落し23631円で引けました。
日経平均チャート

TOPIXチャート

CME日経先物は23710円で帰ってきています。RSIは49.18 騰落レシオは107

円相場は昨年9月以来の高値となる108円半ばを付けました。週末のNY市場はNYダウを含む3指数数は最高値を付けています。
米国長期金利は2,66%
来週の想定レンジは23,400円から24,000円。25日移動平均は23453円程度に位置しています。円相場の動きとともに本格化
する昨年10-12月決算が決め手と来週は注目です。
投資家別売買動向として
海外勢が再び売りを急拡大、自己売買が一手買い (1月第3週)の状況です。

●為替動向に注目
現在は世界的に低金利の下、経済は好況下にあります。先行した米国は低金利から利上げの方向に舵を切り。
EUも出口戦略が話題になり、ユーロ相場もその影響を受けています。いずれ日本も出口戦略について議論される
日も近いと思います。
ここのところの急激な円高については政治が影響しているようです。米国は中間選挙を前にしてドル安の方がいいと
要人発言があり、トランプ大統領の意向もその辺にあります。流れとしては中間選挙までは基本的に円高方向とすると
企業業績に当然影響を及ぼしてきます。
当面企業業績は順調ですが、円高が数カ月続くと業績の下方修正がなされます。一時的というより中間
選挙まで円高基調が続けば当然株価は上に行くより下に行きます。この辺最大の注目事項です。外人動向と裁定残
にも目配りしておきましょう。